部品商社(回答編)

部品商社(回答編)

EDK で開発を行う場合は ISE と共に使用する必要があったのだが、ISE webpack 8.2i より webpack でも EDK が使用できるとドキュメントに記載されるようになった。これまでは ISE 購入のため 20 万円以上の初期コストがかかったが、この決定によって大幅なコスト低減を図ることができる。EDK は Spartan-3E Starterkit などのボードと一緒に買えば \15,000 と安価に購入できる。問題なのは webpack を使用した場合に EDK の機能上において何らかの制限が発生するのではないかということである。これは大変に嫌なので見積もりの際に問い合わたというのが事の次第である。

そして先ほど納入予定日の連絡と共に回答が送られてきた。結論から言えば webpack は正式版 ISE と変わりないとの事なので EDK における制限もないと思われる。また ISE シリーズのデータシートには ISE と ISE webpack の機能的差違は大規模デバイスの使用制限のみと記されている。このことからもデバイス制限を除き ISE webpack は ISE と同じ扱いであると考えて差し支えないようである。将来的には ISE に EDK が統合されるという話をどこかで見たので期待したいところだ。といっても未だ Verilog 練習中で全く使いこなしていないのだけど。

今回最終的な回答を得るまで一週間かかったが、疑問だった点が解決したので良かった。恐らく回答待ちと、購入決断待ちでデッドロックしていたと思われる。なぜそこでロックが発生するのか謎であるが、やはりリスクに挑む方針がそうさせるのだろうか。困ったものだ。