白内障手術

白内障手術

以前から患っていた白内障だが、さすがに不便なので手術することにした。白内障の手術は眼球を切開して水晶体を除去し、人工のレンズを挿入するという手順を経る。短時間で済み日帰り手術可能らしいのだが、俺は色々あって高リスク患者なので 5 日ほど入院することになった。物心ついてから入院するのは初めてだが思った通り暇だった。

入院翌日に行った手術によってあっけなく目が見えるようになった。外を見てもまぶしくないし、視界が明るくなったように感じる。固定焦点なので矯正は必要となるがスポーツ選手でもなければ問題にならないだろう。退院後は一週間ほどしばらく安静に過ごした。白内障及びその手術については小林よしのり の "目の玉日記" がわかりやすいのでそれを見て欲しい。良書である。

近々眼鏡を作り直すのでさらに快適になることが期待できる。


---- ここから追記 ----

手術は予め瞼を開いた状態で眼球の部分だけ穴の空いたシートを張られます。この状態で液体で洗浄をしつつ手術が行われます。恐らく麻酔は眼球のみだと思いますが多少チクチクする程度でさほど痛くはありません。でも気分は最悪です。

僕の場合は切開から水晶体の除去までが大半の時間を占めていたのでレンズを入れたあと眼帯をされるまでの僅かな時間に目の端のほうに何か見えました。でも瞳孔のすぐ上を切開することから手術中は下を向いているようにと指示されるため周りをよく見ることはできません。

予め手術時間が長くなると言われていたのですが全部で 15-20 分くらいだったでしょうか。翌日朝まで眼帯を付けています。眼帯を取ると眼が見えるようになってます。特別感動のシーンでもないようです。

日常生活に不便の無いようなレンズを入れるので近くはまぁまぁ、遠くもそれなりに見えるようになります。基板の目視チェックのような近距離はピントが合わないので矯正しないと無理ですが、モニタの文字は僅かにぼやけますが見えます。矯正しなくても何とかなりますがしたほうが良いでしょう。

術後一週間を目処に入浴、洗顔が制限されます。また最大半年程度の間 4 種類の目薬を一日 4 回点します。傷口は自然にふさがります。術後特に違和感もなく以前と全く同じように過ごしています。

白内障は原因不明らしいですが、我々の年代だと特別な病気、アトピーとか肝臓病にならない限りあと数十年は意識せずに過ごせると思います。実際入院していたのは全て高齢者でした。手術自体は大したことはないので、身近で手術に抵抗を示している年配の方がいればアドバイスすると良いかもしれません。全部で 6 万円くらいかかりました。(あと二万で高額医療費だったのに)

よく考えると目の玉日記は良書ではないかもしれません。僕にとっては良書でしたがレビューを見ると単なる小林よしのりの著作物という印象が強いようなので。