Beagle board 買った
BeagleBoard が日本の Digikey でも買えるようになった。
BeagleBoard はオープン携帯ゲーム機 Pandora のハードウェアを汎用ボード化した OMAP 評価ボードである。
というような記述を当初どこかで見た記憶がするのだが、誤認している気がするので取り消す。2010/4/14
Pandora
http://openpandora.org/
BeagleBoard 仕様
http://elinux.org/BeagleBoard
BeagleBoard マニュアル(pdf)
http://www.beagleboard.org/uploads/Beagle_HRM_B4.pdf
ボードに搭載されている CPU には ARM11 の倍速いという ARM Cortex-A8 コアと DSP 、PowerVR が載っている。現在のところ OMAP が Cortex-A8 を採用している唯一の石のようだ。OMAP は POP(Packeage On Packeage の略 MCM ではないことに注意) であるので OMAP の上部に SDRAM & NAND Flash が乗っかっている(LGA を重ねる感じ)。 正にワンチップ Linux である。
日常的に使用している ipod touch ARM11@667MHz よりも高速な Cortex-A8 なら OpenCV もサクサク動く程度のパフォーマンスがあるのではないかと期待している。その BeagleBoard の価格はなんと $150 ! Armadillo-500 の 1/5 以下 ! ! 早速注文した ! ! !
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で、実機が届いた。Angstrom が提供しているデモイメージを 10 分ほど動かしてみたところ Enlightenment の環境が問題なく動いている。Debian lenny をインストールした環境では Gnome や Firefox が動作するようだ。
スクリーンショット
http://elinux.org/BeagleBoardDebian
基板上にはディスプレイ出力端子もついているが DVI-D(コネクタは HDMI) なので使い勝手がイマイチである。しかし、DVI の仕様書を見たら中身は RGB & CLK の差動信号が通っているだけだった。この線路の事を TMDS(Transition Minimized Differential Signaling)と呼ぶらしい。Digikey には TI の TMDS レシーバが売っているのでこれを適当な液晶に接続すれば DVI モニタができそうである。解像度が低ければ差動信号間の遅延もさほど問題にならないのではないだろうか。今年こそは Olimex への発注体制を整えたい。
というわけで BeagleBoard は Android の有力なプラットフォームになると思うので、みんなも買ったほうがいいよ。