もっと上手な文章を書きたい

もっと上手な文章を書きたい

相変らず上手な文章を書けないでいるのだが、昔からみれば多少は改善されてきたと思う。文章の良し悪しには確実に敏感になった。

しかし、日頃は不明確で感覚的なルール(以降、俺ルール)から逸脱しない事だけを考えているので、これといって向上もなく、再現性もなければ、その良否すらわからない。こんな場当たり的な状態で良い文章を書けるはずがないので現状の指針である俺ルールを明確にし、その上に新たな知見を積み上げていく必要があると思う。だが、暗黙かつ感覚的なルールを明確にするのは困難であるので手近な問題を洗い出しそれらを解決していくことからはじめるのはどうだろうか。

現在は以下のような問題点を感じている。

  • 日本語に対する理論的な理解が乏しい。

基本的に何も理解していないので何が良くて何が悪いのかを感覚的にしか判断できない。致命的。

  • 語彙がパターン化している。

単純に語彙が乏しいだけかもしれないが、視野が狭いことが関係しているような気もする。

  • 文章の構成の構築がうまく出来ない。

これは方法論を学べばある程度解決するのではないかと思っている。これまでは構成に応じて文を選択するのではなく、文を元に構成を考える事が多かったのだが、そろそろ限界である。

  • 推敲に抜けがある。

漢字間違いとかは論外なのだが、助詞の連続などはある程度機械的に解決できないだろうか。今度識者に聞く。

  • とにかく記述に時間がかかる。

これは構成を考えずに記述しているからではないだろうか。頻繁に文章の構成を変えるので時間がかかって仕方がない。

  • 俺ルールに束縛されすぎている。

これは俺ルール自体の問題というよりも俺ルールがワンパターンかつ実績豊富であるため、他の形態の文章の記述経験が少なくなり、結果的に俺ルールに縛られることが問題だと思う。

  • いつも硬い文章になってしまう。

鶏と卵の問題なのだが、最近では口調も硬くなってきてたように感じている。これは専門書だけで創作を一切読まないことが影響しているかもしれない。

  • 黒い(漢字、熟語が多すぎる)

あいまい性の排除と言えば聞こえは良いが、それしか書けなくなってしまった。他の文化にふれるとか ? 解決策が思い浮かばない。

  • 文の構成が強引

今思ったのだが、読みにくい文が平気で登場しているのかもしれない。二重否定とか。


少し考えただけでこれだけ挙がる。これらが全てではないだろうが何が問題なのかはっきりしたので今後少しずつ改善していこうと思う。

子供の頃 「人を見るときは話し方と書いた文章を見なさい」と親に言われた事があったが、20 年くらい経った今でもこれは有効な指標であると思う。