蔓延するニセ科学

会社の人の blog によると論座 2 月号に例のニセ科学の話が掲載されているとの事なので買ってきた。昨年末に
http://www.youtube.com/watch?v=9LNRYsyWgEY
を見てどうせ一部のアレな人の妄言だろうと思っていたが、結構な人間が信じているらしく国会議員や芸能人にも肯定的な主張をする者がいるらしい。本当かよと思って本屋で実物を見てみたが、音楽を聴かせることによって変化した水の結晶の写真や、環境の汚染によって変化した地域別の水の結晶の写真などが非科学的な主張と共に掲載されていてとても正視できない。不本意ながら言論の自由が保証されている事を認識する羽目となった。

しかしこんな話下らない話をいい大人が信じるなんてにわかには信じられない。我々は常識であるとか社会通念といった概念を共有し社会生活を営んでいるのではなかったのだろうか。それとも彼らは情報から断絶された山奥で自給自足の生活を送っているのだろうか。騙されるのは自業自得だが、こういう話を聞くと言いようのない憤りを感じる。